INTERVIEW 03
国籍・宗教問わず
活躍できる仕事
ハッサンさん | 千住営業所
- かわいいテスラとガーナ出身で認知度抜群
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千住営業所でテスラに乗ってハイヤーの営業をしています。千住営業所にはテスラが10台くらいありますが、私の車だけ白と黒のパンダみたいな柄をしてるんです。とってもかわいくて、みんな「乗りたい乗りたい」って言ってます。変わった模様のテスラにガーナ人ドライバーの私が乗っているインパクトがすごいようで、1度乗ったお客様はだいたい私のことを覚えていてくれます。
タクシーにはいろんなタイプのドライバーがいますが、私はお客様とめちゃめちゃ話します。Uberの予約をよく取るんですが、「お客様のお名前が漢字で表記されるから、アルファベットにした方が読み間違いがなくなるんじゃないか」とか些細なことから話が広がって。降りられる際には「もっと話したかった」と言われたり、一緒に写真を撮ったりすることもあります。 - 学科試験83回でドライバーデビュー
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タクシードライバーになるための学科試験は83回落ちてるんです。「ハッサンという名前だから83回?」なんて言われますが偶然です(笑)。日本語で試験を受けるのが難しく、1年ほど研修を受け続けていたのですが、日の丸交通の教官の先生方には本当に素晴らしいサポートをしていただきました。私はガーナで大学まで出ていますが、こんな素晴らしい先生方に会えたのは日の丸だけです。優しいばかりじゃなく、厳しいことを言われたり喧嘩もしたりしましたが、次の日になれば元通り。先生方のそんな人柄も大好きでした。
一般企業では「社長」「部長」など役職で人を呼ぶことが多いと思いますが、日の丸交通は富田社長のことは「富田さん」と呼びますし、他の方々も名前で呼びます。親近感が湧くところも良いですね。本社の建物に一歩足を踏み入れればみんな声をかけてくれるし、ハイタッチしてきてくれます。 - 最高売上は1日で18万円!
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印象的な出来事といえば、1日で最高17~18万円売り上げた日のことです。羽田空港から外国人のお客様をお乗せしたのですが、事前に私が『黒人初のタクシードライバー』として動画に出演したのを見てくださっていて。「日本語が喋れないから、日本に着いたらこのドライバーさんの車に乗りたいね」と話していたのだそうです。そうしたら本当に私のタクシーに乗ることになったので、すごく喜んでくれて。「あなたと一緒に旅行の時間を過ごしたい」と言ってくださって、丸一日、私のタクシーでいろんな観光スポットにお連れしました。他にも「クラブが退屈だから抜け出したい」と言って予約してくださったお客様をお乗せしたところ、私のタクシーの中で音楽を流し始めて、みんなで盛り上がったり。いろんな思い出があります。
今後は外国人ドライバーのサポートもしていきたいですね。ビザのこととか、保険のこととか、それからポジティブな話をして元気よく過ごせるようアシストもしていきたいです。