25 Jul 12:00

世界初、自動運転タクシー等によるMaaSを活用した都市交通インフラの実証計画が始動

~空港リムジンバスと連携した都心部での自動運転タクシーサービス~

東京空港交通株式会社(以下、東京空港交通)、東京シティ・エアターミナル株式会社(以下、T-CAT)、日本交通株式会社(以下、日本交通)、日の丸交通株式会社(以下、日の丸交通)、三菱地所株式会社(以下、三菱地所)、株式会社JTB(以下、JTB)、株式会社 ZMP(以下、ZMP)の7社は、東京都事業である 『自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト※1』 に基づき、MaaS※2を活用して空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携させた都市交通インフラの実証実験を行います。空港リムジンバスと自動運転タクシーが連携したサービスは世界初の試みです。

日の丸交通とZMPと三菱地所は昨夏、丸の内エリアにおいてZMPが開発した自動運転車両を用い、タクシー事業者として日の丸交通が自動運転タクシーを走行させ、需要の多い都心部路線でのドライバー不足の解消等の活用策や、ICT技術を活用した配車サービスの有用性を検証いたしました。本年は、この取り組みをさらに発展させ、成田空港/羽田空港と東京シティエアターミナルを結ぶ空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携させることで、空港から都心部である丸の内エリアへのスムーズな移動を目指します。自動運転タクシーの走行区間は、東京シティエアターミナル(東京都中央区)と丸の内パークビルディング(東京都千代田区)を結ぶ約3kmを予定しており、日本交通と日の丸交通がタクシーサービスを提供します。さらに、空港リムジンバスと自動運転タクシーを組み合わせたサービスの提供を通じて、JTBがMaaSという概念に適応した新たな旅行サービスの商品化に関する検証も行います。

本計画では、モビリティの連携により、交通混雑解消や環境負荷の低減を目指すだけでなく、年々増加するインバウンド観光客の移動の効率化も期待できるほか、交通 動運転および複数インフラ連携を用いた本計画により、街における先進的な都市交通インフラの導入可能性を検証し、国際都市・東京の更なる機能向上を目指します。

日の丸交通とZMP、自動走行タクシーの配車を見据えた 配車アプリ開発で協業を開始

<実証実験の概要(予定)>
●実施時期/期間 :2019年11月/2週間
●自動運転タクシー走行ルート:丸の内パークビルディング(東京都千代田区)-東京シティエアターミナル(東京都中央区)間(約3km)
●自動運転タクシー車両:ミニバンタイプ(ZMP RoboCar® MiniVan)2台
●主催:東京空港交通株式会社、東京シティ・エアターミナル株式会社、日本交通株式会社、日の丸交通株式会社、三菱地所株式会社、株式会社JTB、株式会社ZMP
●利用方法:2019年9月頃、ウェブサイトにより利用者を募集予定

<本プロジェクトにおける各社の役割>
自動運転タクシー開発:ZMP
自動運転タクシー運行:日本交通、日の丸交通
空港リムジンバス運行:東京空港交通
施設提供:三菱地所、T-CAT
MaaSに適応した旅行サービス化検討・販売:JTB

※1 東京都 報道発表資料 http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/...
※2 MaaS(Mobility as a Service)とは、ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通を含め、運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念です。

<本件に関するお問合せ先>
日の丸交通株式会社
担当:西川
TEL:03-3815-4992
  • ホーム
  • お知らせ
  • 世界初、自動運転タクシー等によるMaaSを活用した都市交通インフラの実証計画が始動