スーパーママさんドライバー
「子育てタクシー」のスペシャリストとして
20歳で結婚してから、夫の自営業を手伝ったり、新聞やお中元の配達をしたり、働き通しの日々でした。日の丸交通に入社してからは、もう22年目が経ちます。家が千住営業所に近く、土日は昼日勤だから家のこともできるし、何より運転が好きで1日中運転していても苦にならない。だから、こんなに長く続けられているのだと思います。
私は、お子さんや妊産婦の方の送迎を専門とする「子育てタクシー」のドライバーを担当しています。乗せる子どもは新生児から塾に通う小学生までさまざま。自分の孫が5人もいますし、これまでの子育ての経験が役に立っていると感じることも多いですね。
子どもに教えてもらうことも
生まれたての赤ちゃんと親御さんを乗せて、出産した病院から自宅まで送り届けることもあります。今の若いお母さんは、みなさんよくお勉強しているけれど、私から子育てのアドバイスをすることもありますよ。
一方で、お子さんの塾の送り迎えの時などは、今学校で流行っていることや授業で習っていることを教えてもらうことの方が多いかな。質問すると一生懸命答えてくれるんですよ。そして、子どもたちから教わったことを今度は自分の孫に教えてあげるんです(笑)。
「大変だと思ったことは1度もないんです」
子育てタクシーで気を付けなければいけないのは、優しさと気配り。車の乗り降りを手伝ってあげたり、急発進急ブレーキをしないように心がけたりしています。それから、私は折り紙をいつも持ち歩いています。鶴を折って子どもにプレゼントするなど、コミュニケーションを取るのに役立ちますよ。
小さいお子さんを車に乗せていると、泣いてしまうこともありますよね。そんな時、お母さんは謝ってくれるのですが、私はいつも「子どもは泣くのが仕事。泣くと肺が強くなるから良いことなんですよ」とお伝えするんです。子育てタクシーだから、お子さんもお母さんにも伸び伸びと過ごしていただきたいと思っています。
お客様とのおしゃべりも好きだし、この仕事を大変だと思ったことは、今まで1度もありません!
プライベートも充実。「若い女性にもおススメ」
オンオフの切り替えは、ちゃんと寝ることと、よく食べること。夫が作ってくれる料理を食べて、テレビを観ながら350mlの缶ビールを1本飲むのが一番の幸せです(笑)。毎週金曜日に開催している友達との飲み会も息抜きになりますね。
今は、仕事と家のこと、孫のことの3つで大忙し。でも毎日が充実していて楽しいです。自分にとって適職なのだろうなと思いますね。 日の丸交通は女性にとっても働きやすく、活躍できる職場。ぜひ多くの若い女性にタクシードライバーを志してほしいと思います。